【1歳6ヶ月検診】授乳はいつまで?

歯科衛生士のミッキーです。

1歳6ヶ月検診の検診票に「授乳はしていますか?」という質問項目があります。
検診票にあるのですから、むし歯のリスクに関係することは言うまでもありません。
1歳6ヶ月で授乳しているとむし歯のリスクは高くなります。

それはなぜか?

1歳6ヶ月で授乳をしている目的を保護者に聞いてみると
①寝かしつけに授乳する
②習慣となっており授乳する
③子どもとのコミュニケーションとして授乳する
この3つの答えが多いです。

「栄養」という目的がないことは保護者も十分理解しているのです。
この時期栄養は離乳食や幼児食の食事で補給しているお子さんがほとんどです。

①寝かしつけに授乳を習慣としていると授乳がないとお子さんが寝てくれなくなります。
授乳したまま寝てしまうと、寝ている間唾液が流れず、上の前歯にむし歯菌が繁殖し、
上の前歯がむし歯になりやすくなります。

②子どもが授乳を要求すると、授乳しているケースが多いです。
ミッキーが
「授乳をしている目的は?」
と聞くと習慣になっている場合はっとする保護者が多いです。

③子どもがおっぱいをいらないと言うまであげたいというケースが多いです。
しかしこの月齢は授乳ではなく、もっと高度なコミュニケーションができるので
授乳でなくてもな~とミッキーは思います。

授乳を続けている保護者に一番伝えたいことは
授乳の舌と噛む舌の動きがまったく違います。
舌は筋肉なので授乳の舌の動きをずっと続けていると舌の筋肉はその動きを
覚え、噛む舌の動きを覚えません。

離乳食がスタートしたらだんだん授乳をフェードアウトしていくように
進めていくと噛む機能が育まれ、むし歯のリスクも低くなります。

「噛む」を育むために
ホワイト歯科クリニックの考えでは1歳6ヶ月検診の頃には授乳を卒業することを
おすすめしています。

離乳食をあげるお母さん

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